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〜美しい海と生き物を守る!マイクロプラスチックは人類にとって脅威です〜 #Vol.6
気がつけば今年も半分過ぎ、もうじき夏がやってきますね。
夏といえば海!という方も多いのではないでしょうか?
今日は私達の生活に深く入り込んだプラスチックと海にまつわるお話です。
みなさんは「マイクロプラスチック」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
マイクロプラスチックとは直径が5mm以内の小さなプラスチックのこと。
一次マイクロプラスチックとは歯磨き粉や洗顔料に含まれるマイクロビーズ等、元々の大きさが5mm以下のもの。
二次マイクロプラスチックとは大きいプラスチックが海と日光による劣化によって5mm以下になったものをいいます。
先日、沖縄の友だちを訪問するついでにビーチクリーンをしてきました。
沖縄内でも一番綺麗と言われる北部の海。
一見するとゴミなんてなさそうなビーチなんです。
なのに、ちょっとゴミ拾いをしただけでこんなにたくさんのゴミが。
その多くは劣化してマイクロプラスチックになっており、拾い集めることさえ困難なサイズです。
ただでさえ海を漂うビニール袋やペットボトルをエサと間違えて飲み込んでしまったおびただしい数の生き物が死亡していますが、マイクロプラスチックは更に厄介。
長い時間をかけて海水と太陽光によって砕かれたプラスチックは微細になるだけで分解されず、長期間にわたって地球全体。更には私達に害をもたらします。
ではここで、マイクロプラスチックが人類にとって脅威となる理由をいくつかご紹介したいと思います。
一つ目はプラスチック自体が有害化学物質(環境ホルモン等)を含んでいるということです。また、油性であるプラスチックは有害化学物質の吸着濃縮の役割を果たしてしまいます。
マイクロプラスチックから検出されるこれらの有害物質の濃度は海水中のそれよりも数百から数百万倍の濃度になるものも。
これらのプラスチックを食べた魚介類を私達が食べることは、海中の食物連鎖により更に有害物質濃度が上がった毒の塊を食べているようなもの。
プラスチックに濃縮された環境ホルモンは不妊症などの生殖系に悪影響を及ぼす他、発がん性、精神不安定、アトピー、アレルギーの悪化を引き起こします。
更に体に取り込んだ有害物質による病気は、子どもや子孫へ受け継がれてしまうのです。
自分のみならず、後世のことを思えば無視できない問題です。
そんな有害なプラスチックが2050年には魚よりも多くなると言われ、この状況を野放しにしてはいけないと世界でも法規制が進んでいます。
・米国:15年11月、合衆国連邦法でマイクロビーズの化粧品への配合を禁止。
・フランス:16年9月、プラスチック容器での飲食の提供を20年から禁止する法案が成立。16年10月、マイクロビーズを含む化粧品などの販売を18年1月から禁止する法案が成立。
・イギリス:18年1月、マイクロビーズを含む製品の生産禁止を発表。同年6月、それを含む製品の販売を禁止。
・台湾政府:16年8月、マイクロビーズ入りのパーソナルケア製品の輸入・生産を18年7月から禁止し、20年には販売を全面的に禁止。
では日本ではどうでしょう?
アニマルウェルフェアや、動物実験、ペットショップへの規制が他の先進国から見て比べ物にならないほど遅れているのと同様(遅れているというより、もはや法律が存在さえしていないものも)。
我が国ではマイクロプラスチックに対する法律は何一つ出来ていません。
先日行われたG7サミットでも日本と米国が海のプラッスチックゴミを減らすための数値目的を盛り込んだ文書に署名せず
今まで以上に他の先進国から遅れをとっています。
政府が動いてくれないのならば、私達で変えていく他ありません。
では、私達にできることとは何でしょう?今日からできるアクションをご紹介します。
●マイクロビーズの入った商品を買わない。
(マイクロビーズは・ポリエチレン・ポリエチレン末・ポリプロピレン と表示されています。)
●海に行ったら釣りや潮干狩りをするのではなく、ゴミを拾う。
●ストロー等、使い捨てのプラスチックの使用をやめる。
●プラスチックゴミを徹底的にリサイクルする。
●この事実とすべきアクションを周りに伝える。
特別なことをしなくとも、多くの自己犠牲を払わなくとも少しの心がけをみんなが実行することで世界は変えられます。
その「小さなアクション」をする手間と勇気。それが何より大切なのです。
今年の夏、海へ行く事があったら。いや海に行く予定が無い方も是非ゴミ拾いをしてみてはいかがでしょうか?
山中安澄プロフィール
ARTREV. Creative Studio代表。有名アパレルブランドのグラフィック担当を経て独立。
アパレル、コスメ、広告と多岐にわたるジャンルのグラフィックデザイン、プロデュース、プランニングをこなす。デザイン業の傍、ライフワークであるアニマルライツを軸としたエシカルな活動にも力を入れる。
自らもVegan(ビーガン)Lifeを送っており、簡単にできる心地よいエシカルライフの提案をしている。
オリジナルブランドの「VALI:DITY」は売り上げを動物愛護の活動へ使用。
発起人になった有名なアクションとして「ファッションセンターしまむら」に対しての毛皮反対署名がある。
■ARTREV. Creative Studio http://azuartcom.wix.com/artrev
■エシカルチャリティーブランド「VALI:DITY」http://validity.ocnk.net/
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