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YOU CAN GET BETTER LIFE 私達も、動物達も、もっともっとHappyになれるはず!エシカルライフを一緒に楽しみましょう!

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エシカルライフを一緒に楽しみましょう!

〜シルクの現実。過度な遺伝子組み換えで自然界で生きることが出来ない蚕と、絹に変わるサスティナブルな新繊維〜 #Vol.4 #Vol.4

 


 

早いもので2018年が明けて2ヶ月弱が経ちましたね。お正月、成人式、卒業式で着物を着たり見る機会が増えるこの時期。

私も母と二人で着物を着て初詣に出かけましたが、私達はveganなので絹のものは買いません。 


 

お着物が普段着だった時代は繊維の選択肢もなかったけれど、今は化繊の可愛い着物が沢山あります。季節によっては麻の着物も素敵ですしね。

また、Spiber(スパイバー)という会社が独自技術で開発した人工合成クモ糸繊維「QMONOS (R)」は、絹の代替繊維となるのではと期待されているんです。

 

https://www.spiber.jp/

「QMONOS (R)」を使用し、世界で初めて実際のアパレル工業ラインで製造されたアウタージャケット「ムーン・パーカ」は、ゴールドウインとスパイバーが共同開発したもの。

2015年10月にプロトタイプを発表し、製品化を目指して試作品を検査中。絹に変わるサスティナブルな素材だとファッション業界はもちろん、アニマルライツ団体からも注目を集めています。

http://www.goldwin.co.jp/tnf/special/spiber/moon_parka/

https://www.fashionsnap.com/article/2017-11-07/moonparka-test/




 

では、なぜこんなにも人工の絹が注目されているのでしょう?

それは絹の作り方が残酷極まりないものだからに他なりません。

より糸をたくさん作るようDNAを操作され「野生回帰能力を完全に失った唯一の家畜化動物」とまで言われるようになった蚕は工場で大量生産されています。



 

 

遺伝子組み換えされた蚕が自然界へ逃げることが出来ないよう、葉の上に置いても歩いたり掴まったりする力もない幼虫は葉の上に置いてもらわないと葉を食べることさえ出来ません。

成虫になっても羽が小さく筋力が無いため羽ばたいても飛べず、口がなく羽化から10日ほどで餓死してしまいます。

羽化から餓死するまでの数日間に卵を産まされるのです。
 

 

絹を取るための蚕たちは二日間不眠不休で糸を出し、繭をつくります。
絹糸を傷つけず採取するために、まだ生きている蚕が入った繭を熱湯にいれるのです。
一反の反物を作るのに約3000の繭が必要と言われています。
振り袖か訪問着か等によっても異なりますが、1着の着物を作るのに2500〜3000の命が生きたまま殺されていることになります。


葉の上に置いてもらわなければ歩く力さえなく、生きたまま茹でられるか、成虫になっても食事さえ出来ず卵を産んで死ぬ。
人は絹を大量生産したいがためにここまで一つの種を「改悪」してしまいました。
蚕から口さえ奪った人間。完全に人の道を外れていると感じざるを得ません。


ファッションはその人自身を表現する一つの方法だと思っています。
私はこんな悲しい素材を身にまといたくない。シルクの現実を知ってからは絹製品は買っていません。

 

また絹はお手入れも大変。化繊なら汚れても洗えます。 「洗える着物」で検索すると、蚕たちを殺していない可愛い着物がたくさん見つかりますよ!



どうしても絹のお着物が欲しい方はアンティークの物を探してみて下さい。
シルクを法律で禁止することはまだまだ難しいと思いますが、需要がなければ作られません。
次回からシルクで作られたものを買わない選択をしてみてはいかがでしょうか?


 


山中安澄プロフィール

 

 ARTREV. Creative Studio代表。有名アパレルブランドのグラフィック担当を経て独立。

アパレル、コスメ、広告と多岐にわたるジャンルのグラフィックデザイン、プロデュース、プランニングをこなす。デザイン業の傍、ライフワークであるアニマルライツを軸としたエシカルな活動にも力を入れる。
自らもVegan(ビーガン)Lifeを送っており、簡単にできる心地よいエシカルライフの提案をしている。
オリジナルブランドの「VALI:DITY」は売り上げを動物愛護の活動へ使用。
発起人になった有名なアクションとして「ファッションセンターしまむら」に対しての毛皮反対署名がある。


■ARTREV. Creative Studio http://azuartcom.wix.com/artrev 
■エシカルチャリティーブランド「VALI:DITY」http://validity.ocnk.net/
■オフィシャルブログ http://lineblog.me/yamanakaazumi/
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